2018年11月7日水曜日

やさしさは、最も価値のある自己投資

 そんなことして、何になるの?
 それ、何の意味があるの?
 最近の社会は、必要最低限の無駄のない生活を送ることが
生きやすいとされる風潮があるんじゃないかなぁ。

 他人のことなど気にかける余裕もなく、自分のことを護ることに精一杯な中で、他人の家庭、まして見知らぬ子どものことなど、自分が気にかける必要があるのか?
 自分の身内以外を気にかける必要など無い、という考えも否定しないよ。

 他人にやさしく接したところで、裏切られてしまえばそれまでだしね。
 世の中には、人のやさしさに漬け込んで他人を利用するような損得勘定ばかりな奴もいるし…

 自分のことばかりを考える利己的な人間やいじめっ子、ひいては犯罪者などの強者に見える様な人間。
 社会の中で孤立してしまう人間や、社会的弱者とされるさまざまな生きづらさを抱えてる人間。

 世の中にはさまざまな属性の人間がいるけど、そうなりたいと思って個人的な性格や人柄、生き方や価値観を身につけられる人は少ないよね?
 たしかに世の中には人一倍の努力をして成功する人もいるし、怠けていたものは自己責任だとして見捨てることが社会のためになるのだとする考えも否定しないよ。

 そうした努力を強いる風潮も、また生きづらさを生み出す原因なんだけどね…
 現在のそんな社会を見れば、損得だけの利害関係ばかりで。
 共同体としての助け合える関係や、他者を思いやるという他者理解、相互扶助といった価値観がすっぽりと抜け落ちている気がしない?

 そんな社会、生きづらいよ!
 寂しすぎるよ!!
 みんな、自分さえ良ければそれでいいのかよ!!!

 個人が集まって形成する社会の最も根幹にある集団が家族。
 人間の生き方や価値観に最も影響を与えるものが家庭なんだ。
 家族とは、幼少期に0歳から共に人生を過ごすんだから当然だよね。
 個人の人格や性格、性分というものは、家庭をベースに形成されるの。

 そうした家庭で行われる家族という営みが、社会を形成する個人に影響を与えているのだとしたら…
 僕らの時代の生きづらさを解消するためには、子どもに影響を与える私たち大人が少しでも知恵を身につけるしかないんだよ。

 この講演会の目的は、子ども虐待防止が主な内容。
 だけど、それだけでなく、生きづらい社会に主権者としてどう向き合い、変えていくことができるのか模索することが根幹にあるんだ。
 僕らスタッフは、個人的な損得は抜きにして活動してるし、やっていることは一見、非合理な生産性のないボランティアのようにも思えちゃうよね。

 そんなことして、何になるの?
 それ、何の意味があるの?
 そうした問いかけも間違いじゃないよ。

 大した意味は、ないかもしれない。
 直接的に社会を変えることは、難しいかもしれない。
 だけど、生きづらさは、個人の自己責任ではなく、社会が生み出してしまう病理のようなものなんだ。

 僕ら自身を取り巻く社会を変えることで、自分たちが生きやすくなれるのではないかと思っているんだ。
 寄付やボランティアといった社会奉仕は、個人的利益とは無縁のように思われがち。
 だけど、周囲の環境や社会を変えるきっかけは自己投資につながるんじゃないかなぁ。

 現在、運営スタッフは、会場付近で活動しやすいはずの文京区民と東大生がおらず、集客と広報にてんやわんやだよ〜(泣)
 スタッフを募集してるよ!
 一緒に革命を起こさないか!

(文・ネコまっしぐら)


真ん中で笑ってるのがネコまっしぐらさんです

 開催地に直接的に関わりのある、文京区民と、東大生にぜひとも運営スタッフになって欲しい!
 ネコまっしぐらさんは、今年沖縄から上京して八王子に住みながら、この活動のためにわざわざ出向いてくれています。
 せめて23区内の方に、運営スタッフになって欲しいくらいです。
 ご応募をお待ちしています。2018actokyo@gmail.com
ゆっこ

子ども虐待防止イベントの詳細は…
https://2018actokyo.blogspot.com/2018/09/ac-tokyo2018-kokuti.html

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