2018年10月13日土曜日

AC東京スタッフのMinaです

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 AC東京 スタッフのMinaです。
 2017年の、今一生さんの児童虐待防止講演会全国ツアーの八王子開催に携わりました。

 今一生(こん いっしょう)さんとの出会いは、イトーヨーカドーの中のくまざわ書店で見かけた、「よのなかを変える技術」。
 手に取る前は、きっと工業技術が世の中を変える話だろうと思いました。
 当時私は、会社勤めの仕事とは別に、視覚障害者の手伝い、主にインターネットを通じて代わりに見るもの、を個人的なボランティアでしていたので、IT技術は世の中変えるよねって思っていました。

 そう思って中身を見ると、そうではなく、困っている人にとってより良い世の中を自分で作り出す活動が君にも出来る、どうやれば良いか、という内容でした。
 当事者の声を聞くのが大事、当事者は困っていることをよく知っている。その本にはそう書かれていたのです。

 私は今、目が見えなくて困っている人の声をたくさん直接聞いている。これは今の私のための本だと直感しました。

 そのうち、今さんのツイッターアカウントに出会い、フォローしました。

 ツイッターアカウントで紹介されている今さんのブログに、起業相談や広報についての相談のサービスについて書かれていましたが、1時間5000円くらいだったため、思い切れませんでした。

 ある日、今さんが、ノウハウを教えるので僕の講演会を開いてとツイートしていました。去年、2017年の今さんの全国講演ツアーのことです。
 同じ頃私は、視覚障害の人のパソコンや電子楽器の操作についての講習を個人的に開き始めた頃で、会場の選定、宣伝、集客、参加費設定などに悩んでいる頃でした。
 その時は特に講演会内容について気付いていませんでした。
 後ですぐに子供虐待の講演だとわかったんですが、リプで「興味あり」の挙手をしました。
 私は講演会を開催するノウハウに強く惹かれていました。

 そして、具体的に日付の相談と講演内容の打ち合わせが始まりました。
 テーマは児童虐待防止。その時に、「あ、どうしよう、私の関心から遠いかも」。
 でも、今さんにもそれを言うことが出来ず、その年は会場決めや集客宣伝など具体的な話に終始しました。
 
 それでも、当日の講演では、虐待が原因で障害を負ってしまった人も、強みを活かして起業出来るという(私の聞きたかった、してほしかった)話もしてもらうことが出来ました。今さん、ありがとうございます。

 会場探しの条件として一番難しかったのは、入場料1500円でした。それにより、会場が借りれるか、会のチラシが貼れるかが、本当に場所ごとに違い、数々の会場に足を運び、電話をかけたことがまるでケーススタディでした。詳しくはここでは割愛します。

 どんな活動が虐待防止につなげられるか。
 私は講演会の準備中も、答えを持っていませんでした。
 視覚障害の方の困りごとについては、今見えなくて困っている人が見ようとしている物を、私がその場に行ってでも、ITを駆使して遠隔からでも、代わりに見ることで、駆けずり回ってかなり役立てるんじゃないかと考えていました。

 でも、児童虐待防止は?
 今から殴られそうな人の代わりに殴られに行くの?
 話を聞いた後、どんな手助けが出来る?
 解決法や、具体的に出来ることが、全然浮かんでいませんでした。

 それでも、視覚障害当事者同士が集まると、特にテーマを決めない食事会でも、お互いの困りごとや知識、工夫の情報交換が出来ることは強く感じていました。
 普段集まりにくい当事者同士が集まることそのものに価値を感じていました。

 今さんの児童虐待防止講演会も、きっと同じように、当事者同士が集まるところに価値があるように思います。
 「こっちにおいでよ、一緒に活動しよう、一緒に児童虐待のない世の中を作って行こう」と旗を掲げる今さんについて行くことで、当事者同士が集まれるのです。
 その輪の中には私みたいに当事者でない人も混じれます。
 
 チラシを置いてもらったり、広く寄付を募ることで、児童虐待当事者だけでなく、虐待に心を痛め、何かしたいと感じてくれる非当事者にも広く出会えます。
 常に支援してくれる支援者でなくても、今この講演に少し力を貸してくれる人。
 そんな人との出会いです。
 当事者が集まるだけじゃない。力を貸してくれる人を、自分たちで探しに行くのです。

 そして去年の講演会。当日はとても良い物になりました。
 その後のお茶会、飲み会も、本当に楽しかったです。

 今年は呼びかけを主催者としては見送っていましたが、東京でゆっこさんが開催するとツイートで見つけ、スタッフとして参加することにしました。

 今年から私は個人的に「視覚障害者の支援をしたい、出来れば有料で」という挑戦で、日々模索しています。
 この、「出来れば有料で」という条件で、いろいろなことが変わって来ることを、去年の今さんの講演会開催準備で経験出来たことが、今、本当に生きています。
 役立っています。

 こんな思いで、今年もAC東京主催の講演会のスタッフとして、携わっています。
 講演会へのご参加、開催費へのご寄付、開催情報のネット上での拡散を、ぜひお願いいたします。

Mina



転載元: Yahoo! 記者・田中徹さんの撮影による https://news.yahoo.co.jp/feature/869

★イベント情報はこちら
https://2018actokyo.blogspot.com/2018/09/ac-tokyo2018-kokuti.html

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